2020年過年と武漢肺炎[2/3]

台湾では、旧正月期間にいろいろなイベントが開催されます。
Fancy Frontier台北國際動漫節は予定通り開催され、台北ゲームショーは開催中止(夏季に延期)となってしまいました。

Fancy Frontier
台湾最大ともいえる同人イベントで、同人誌、同人グッズの販売や、声優さんを招いたステージイベントも行われています。
2020年2月1日〜2日に花博爭艷館で開催されました。
入場者はマスク必須で、おでこでの体温測定と、手のひらへのアルコール消毒が噴霧されました。

動漫節
アニメ、漫画関係のグッズ販売やステージイベントが行われるイベントです。
2020年1月31日〜2月4日に南港展覽館二館で開催されました。
こちらもマスク必須、おでこの体温測定と手のひらへのアルコール消毒噴霧がありました。

台北ゲームショー
開催自体が中止になりました。
2020年2月6日〜9日に南港展覽館一館で行われる予定でしたが、1月31日に、まず関係者向けのNight Party(懇親会)中止のメールがあり、その数分後にイベント自体を中止する旨のメールが届きました。
通知があったのが旧正月中休暇中だったこともあり、主催側の混乱ぶりが感じられました。
国際的な情勢を受けての難しい決断だったことが伺えます。

 
SARSの時もそうでしたが、武漢肺炎も発熱の有無が鍵のようです。
台湾はSARSの経験があるので、素早く対応できていると感じます。

2003年当時、中国の妨害を受けてWHOに加盟することができなかった台湾は、最新情報がない状態で恐慌状態に陥り、すっかり翻弄されました。
現在に至っても加盟はかなっていませんが、諸外国の支持を受けて、会議に参加できるようになりました。
肺炎の流行が認められる地域であるということで、インターネット経由での参加ですが、大きな前進であると感じます。

 
日本人は食事の前に手を洗う習慣があります。
レストランでも居酒屋でも、おしぼりを提供されることも多いです。
大人も子供も「帰宅したら、まずうがい手洗い」を実行している方も多いでしょう。
台湾はというと、ちょっと気の利いたレストランなどでしかおしぼりは提供されません。
日本人にもおなじみの夜市の小吃や、庶民的な食事処などでは手を洗うところすらない場合が多いです。
SARS全盛期のときに、台湾のトイレなどの手洗い場に「濕搓沖捧擦」の標語が張り出されるようになりました。
濡らす、石鹸で洗う、すすぐ、蛇口を水で流す、拭くの5つの手順で手を洗いましょう、という意味です。
デパートや病院の入り口に消毒用アルコールのボトルを設置するところも増えました。
手を清潔に保つこと が予防にとって非常に大きなポイントであることは間違いありません。
(つづく)

 
 
SARS当時の台湾についてご興味のある方は、こちらもご参照くださいませ。
SARSのとき01〜始まりは大混乱
SARSのとき02〜「渡航自粛」という言葉に翻弄される
SARSのとき03〜英霊として忠烈祠に
SARSのとき04〜自主隔離生活をする

 
 
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