春節期間の十大禁忌
台湾では、春節(旧正月)を祝うために、やってはいけないとされているいくつかのことがあります。
今回は十大禁忌と呼ばれている事柄を紹介します。
1. 借金
春節前になるべく返しておく。
誰かにお金を借りたままで年を越すと、新しい一年は「出ていくだけ」の金運になってしまうと言われています。
また、春節期間は新たな借金をしないことはもちろん、そのような話題も避けるのが佳しとされています。
2. 喧嘩、悪口
喧嘩をしない。悪口を言わない。感傷的に泣かない。
新しい一年の運気を高めるために、愉快な気持ちで過ごします。
3. 通院、お見舞い、服薬
病院に行かない。
悪い気が溜まりやすい場所だと考えられているので、突発的な病気や持病がある場合を除き、医者にかかったり、お見舞いに行くことを避けるのが佳しと言われています。
また、持病の薬を服用する際も、いつもと違う容れ物に入れるなどして薬ではないと装うことで、健康な一年を過ごせるよう験を担ぐこともあります。
ビタミン剤などの薬ではないものも、験を担いで飲まないようにすることもあるそうです。
4. 掃除、ゴミ捨て
箒で床を掃かない。ゴミ捨てに行かない。
箒で床を掃くことは“金運を掃く出す”とされ、掃除全般が忌避されます。
金運を捨ててしまわないようにと、ゴミ捨てに行くことも同様に避けます。
春節は清掃車もお休みなので、ゴミをまとめたら、目につきづらい風通しの良いところに置いておきます。
5. 刃物、針仕事
ハサミやナイフを使わない。針仕事(裁縫)をしない。
鋭利なものは、金運やご縁を断ち切ってしまうと考えられています。
針仕事で繕いものをすることは、新しい一年の人間関係や金策を“繕い続けることになる”として忌避されます。
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6. 爪切り、散髪
爪を切らない。髪を切らない。
上記5と同様に、金運やご縁を断ち切ってしまうことに繋がるので忌避されます。
なので、春節前の美容院、理容院は大忙しです。
7. おかゆ
おかゆを食べない。
貧困や病気を連想させるので忌避されます。
大した贅沢はできなくとも、できる限りの豊かな食事を用意し、新しい年の繁栄を祈願します。
8. 年菜
年菜(年越しの料理)を食べきらない。
特に魚料理ですね。
「有魚(魚が有る)」に「有餘(余剰が有る)」をかけて尾頭付きの魚が供されますが、大晦日のこの日は、食べ残すことで「年年有餘(一年中余剰がある)」として験を担ぎます。
9. 物を割る
皿、コップを割らないように気を付ける。
“割れる”ことは、運勢が悪くなったり別離に繋がることとして忌避されます。
うっかり壊してしまったときは、赤い紙や布にかけらを包み、「碎碎平安」と言って験を担ぎます。
10. 奇数
紅包(お年玉)を奇数で渡さない。
円満の象徴として偶数が好まれます。手土産なども偶数で用意します。
2025年の相場はこんな感じ。
両親:6,000元〜
祖父母:3,600元〜
子供:(小学生)600〜800元/(中高生)1,200〜2,600元/(大学生)3,600〜6,600元
甥姪:200〜1,200元
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Last Updated on 2025年1月27日 by AKIsan