[上海出張録]03.Comicup20に入場できない?

4月30日Comicup20、1日目。
当日券を買うべく会場へ。
前売りチケットの販売もあったのだけれど、ネットでの購入は難しそうだったので断念。(予習のための十分な時間もとれなかったし…><)
午前10時の時点ですで28度。とにかく行列がすごいので、涼しい場所で待機することに。
早めのランチを取ってから入り口付近へと向かうと、え? 人がいない…
野外チケット売り場には「本日のチケット販売は終了しました」の手書きの張り紙。
同行の台湾人友人は「中国は人が多いから、目標販売額とかあっという間に達成しちゃうんだよ。逆に入場規制したりするくらいなんだから」と。
もしかしてやっちまいましたか…
とりあえず、来たからにはと、会場入り口付近まで行くことに。
雰囲気だけでも。写真だけでも。
果たして入り口には当日券を扱っているおっちゃんが。
「現金売りしてるよ〜」と係員に誘導されていってみると、見た目ダフ屋なのにスタッフ公認の、適正価格でチケット販売していました。
ほっと一安心して当日券を購入しようと財布を取り出したら、すぐそばにいた女の子が「一緒に購入させてもらえませんか?」。
3枚購入で少し安くしてくれるというので、私と友人、そしてその子の分の3人分のチケットを一緒に購入することに。
「Wechatで送金していいですか?」
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本当に現金を持ち歩いていないんですね!
現金を取り出している私を見て「僕も」「私も」と若者たちが声をかけてきたのですが、収拾がつかなくなりそうだったのでごめんなさいしてその場を去りました。
ここ数日間、すべてをスマホで決済していた友人を見ていたけれど、友人同士の割り勘でもスマホ決済。
野外チケット売り場で見かけた親子連れは、張り紙を見て「売り切れだって!じゃあしょうがないね…」と諦めて大人しく帰ってしまったのだろうなぁ。
わざわざ確認した人、手間でもわざわざ質問した人には正確な情報がもたらされる。公開情報だけを鵜呑みにした人は損をする…
当日券の発売は、売り切れなのではなくて、場所を移して継続しているのですから、外の張り紙にはそのように書くべきなのです。日本ならクレームものだろうと思うのですが、日本の親切さの方がきっと稀有なのでしょう。
面の皮は厚ければ厚いほど得をする社会というのは、日本を一歩出たら当たり前なのかもしれません。
かくいう私も、台湾で相当鍛えられました。外国人だから余計に。確認の上に確認をしても間違える可能性があるし、しつこいくらい確認をしても次の日には違う情報が出て来たりするのですから。
「こちらですよ〜」「あちらですよ〜」と親切な日本、
「ない」と言われているのにあるところにはあって、求めた者のみが情報を手にすることができる中国。
中国に限らず、諸外国では幼少期からこんな風に鍛えられているのです。アグレッシブさにおいては、日本人はお利口すぎて勝ち目なしなのかも…と心配になりました…(つづく)
Last Updated on 2025年2月15日 by aki.tw